遺言書はいつ作るか?
遺言書はいつ作るか?といったら
それはズバリ
そのうちにとは思っているけど、まだ元気だし焦る必要もないだろうと考えているなら、それは大マチガイ!
なぜなら…
「人間いつ死ぬかわからない」
ちょっと嫌な言い方かもしれませんが、特に持病もなく健康そのものの若い人でも、宝くじの一等を当てるよりもはるかに高い確率で日々起こっているのが現実です。
このページをご覧になっているということは、遺言書に対して”何かしらの思い”があったのではないでしょうか?
その“何かしらの思い”が浮かんだということは、それがあなたにとって遺言書を作成すべきサインなのです。このサインを見逃さず「今」から作成のために行動しましょう。
「いつでもできる」は「いつまで経ってもできない」
遺言書を作成するタイミングとしてよく言われるのが、結婚したとき、子供が生まれたとき、マイホームを購入したときで、要するに家族構成や保有財産に大きな変化があった時ということになります。
確かに遺言書を作成しておくべき理由として正しいタイミングではあります。
しかし、このようなタイミングが訪れるのを待って、果たしてそのタイミングで確実に作成するでしょうか?
勿論、一度決めたことは必ず計画通りに遂行する!という人も居るでしょうが、そうした人ばかりではないのが現実だと思うのです。
「1月1日から禁煙しよう」「誕生日が来たら禁煙しよう」と思って禁煙できた人は(たぶん)いません!
禁煙に成功するには「思い立ったその瞬間から実行した人」(たぶん)です。
遺言書の作成も同じです。「〇〇したら」「××になったら」「いつかそのうち」では、結局いつまでたってもできません。
突然の死なんてことは考えたくありませんが、誰にでも起こりうるリスクであることに間違いはありません。
思い立ったら吉日、そのときがあなたが遺言書を作成するベストタイミングなのです!
「遺言書だなんて縁起でもない」は大きな誤解
「遺言」という言葉に負のイメージを持つ人は多いと思います。「遺言=死」というイメージだけが強調され、遺言書の本当の意味が理解できていなのが原因です。
確かに「遺言書」は死に備えるという意味では「遺言=死」というイメージは間違っていませんが、肝心な「備え」という部分の理解が抜け落ちてしまっているので遺言書に負のイメージだけを持ってしまうのでしょう。
死に備えるという意味では生命保険を思い浮かべると思います。生命保険には、万一のリスクに対する前向きな備えという認識があり、遺言書ほど負のイメージはありません。
遺言書を作成しておくということは、万一に備えた保険と同じで、将来のリスクに対して大切な人を守るという前向きな行動です。
残された家族に苦労を背負わせたくない。いつまでも幸せでいて欲しい。遺品整理や財産で迷惑をかけたくない。感謝の気持ちを残したい。
こうした想いを確実に実現させるために必要な備えが遺言書です。遺言書は死の淵で書き残す遺書とは別のものだということを理解すれば、決して遺言書に負のイメージを持つことも、また持たれることもないはずです。
※こちらの記事もご参照くださ➡遺言と遺書の違い
“遺言書はいつ作るか?” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。