遺産を相続したら必ず相続税を払うの?

遺産を相続したからといって必ず相続税がかかるわけではありません。

相続税には基礎控除額といって、「この範囲までだったら払わなくてもいいよ」というものがあり、以下の計算式で算出されます。

基礎控除額:3,000万円+600万円×法廷相続人の数


例えば、父の遺産を相続する場合で、法廷相続人が母と自分と弟の3人だった場合

3,000万円+(600万円×3)=4,800万円

となり、父の遺産総額(不動産や有価証券類を含めた金額)が4,800万円までであれば、相続税はかかりません。

東京都で平成30年に亡くなった方の内、相続税の申告が行われたのは16.7%という国税庁のデータがあります。つまり、相続を受けた人の83.3%の人は相続税を支払って(申告して)いないということです。