【番外編】相続の基本をAIに説明させてみた

『相続基本の「き」』ということで、8回に渡り思いつくまま記事にしてきましたが、今回ちょっと趣向を変え、世界的にも急速な進歩を遂げてきているAI(人工知能)がどんなものかという視点で書いてみたいと思います。

AI(人工知能)というと、何やら小難しく特別な人しか利用できないのでは?と感じられる方もいるかもしれませんが、既に様々な商品・サービスに組み込まれて利活用がはじまっています。

身近なところでは、インターネットの検索エンジンやiPhoneの「Siri」、「Google Assistant」、amazonの「アレクサ」等がありますし、お掃除ロボットなどもAIが活用されています。

そんなAIを活用した「相続手続き」についてです。

ChatGPTに相続の手続きを書かせてみる

最近やたらと話題にあがる対話形チャットボットChatGPTに「相続が発生した際に、相続人が行う手続きについて説明して」と質問してみた結果、ChatGPTが作成した文章が以下になります。

相続とは、死亡した人の財産や負債を、法律や遺言に基づいて引き継ぐことです。相続が発生した場合、相続人は以下の手続きを行う必要があります。

  1. 相続人の確定
    相続人とは、相続財産を受け取る権利を持つ人のことです。相続人は、法定相続人と遺言相続人に分かれます。法定相続人とは、法律で定められた親族や配偶者のことで、遺言がない場合や遺言が無効な場合に相続します。遺言相続人とは、遺言で指定された人のことで、遺言がある場合に相続します。相続人の確定には、戸籍謄本や戸籍抄本などの書類が必要です。
  2. 相続財産の調査
    相続財産とは、死亡した人が残した財産や負債のことです。相続財産の調査には、預金通帳や株式証券、不動産登記証明書などの書類が必要です。また、死亡した人が加入していた生命保険や年金などの受け取り方法も確認する必要があります。
  3. 相続税の申告
    相続税とは、相続財産に対して国に納める税金のことです。相続税は、一定額以上の相続財産を受け取った場合に課税されます。相続税の申告には、納税申告書や納税計算書などの書類が必要です。また、相続税の支払い方法も決める必要があります。
  4. 相続分の決定
    相続分とは、各相続人が受け取るべき相続財産の割合のことです。相続分は、法律や遺言に基づいて決まります。しかし、相続人間で話し合って変更することも可能です。その場合は、協議書や遺留分減殺請求放棄書などの書類が必要です。
  5. 相続財産の分割
    相続財産の分割とは、各相続人が自分の相続分に応じて相続財産を受け取ることです。相続財産の分割には、現金や預金などの動産や不動産などの不動産を対象とします。また、分割できない財産は売却して代金を分配することもあります。相続財産の分割には、分割協議書や名義変更手続きなどの書類が必要です。

以上が、相続が発生した際に、相続人が行う手続きについて説明したものです。相続は複雑な問題ですので、不明な点や困難な点があれば、専門家に相談することをお勧めします。

ChatGPTの解答内容について、どうこう言うのは当ブログの趣旨から外れるので、ここでは深く言及しませんが、致命的な誤りもないようなので、何かと話題に上がるChatGPTとはどんなものかを含め参考にしていただければと思います。

因みに、ChatGPTが回答した文章を今回のようにブログ記事として使用するにあたっては著作権の問題もあります。今回ChatGPTが作成した文章にしても、ネット上にある特定の記事をそのままパクってきた可能性も百パーセント否定はできませんが、内容としては汎用的なものなのでそのまま引用の形で使用しました。

また、現状では時にとんでもなく間違った内容を、もっともらしく回答する場合もあるので、投げかける質問に関してある程度の知識がないと危険な面もあります。まぁ、そうした問題はChatGPTの回答に限らずネット上の情報には常に存在している問題なので、その辺りを充分理解して活用しましょう。


お散歩写真

次の記事

ふたりの愛ランド