「スマホの代わりにタブレット」って実際どうなの?

これまで使用していたスマホ(Galaxy Note)をやめて、8インチタブレット(Bmax I8 Plus) を持ち歩くようになって3ヶ月が経過したので、その使用感について率直な感想を書いてみます。

携帯電話としてどうなの?

スマホ代わりにタブレットを使用するにあたって、最も不安だったのが音声通話の使用感でした。正直なところ、音声通話の利用頻度はそれほど多くないのですが、これが実用レベルで使用できなければ”スマホ代わり”にはならないと思うので、この点はかなり慎重に検証しました。

タブレットには通話用のスピーカーもなければ近接センサーもないので「スマホを耳に当てて……」という通話時におけるオーソドックスなスタイルでの使い方ができません。

Bmax I8 Plus は、縦持ちにした状態で本体下部にスピーカー、上部にマイクという位置関係になるので、本体を上下逆さまにして、顔(耳)から浮かせるように持てば一応オーソドックスなスタイルで使えないこともありませんが、受話音量を最低にしてもスピーカーからの声がかなり漏れてしまいます。

周りに誰もいない場所での使用や、お店の予約というような内容であれば、本体のスピーカーとマイクを使っての通話でも特に問題はないかもしれれませんが、それ以外の個人的な通話は流石に支障があります。

しばらくは、マイク付きの有線イヤホンを使っていましたが、通話のたびにイヤホンを本体に挿してという動作は思った以上に面倒です。特にこちらから電話する分には良くても、受電の際にいちいち『イヤホンを取り出して……』という動作をするには無理があって、正直実用的ではありませんでした。

そこでBluetooth接続のヘッドセットを使用してみたところ、実に快適で受架電共に日常生活で不便に感じることは一切なくなりました。

Bluetooth接続のヘッドセットを使用するにあたって、接続状態の安定性と通話品質に不安がありましたが、どちらも特に問題はなく快適に使用できています。

私が今回購入したヘッドセットはタブレット本体同様に MADE IN CHINA の安価なものですが、接続が途切れたりすることもなく実用十分な性能で、装着感も悪くはありませんでした。

HEIBAS G7 amazon商品ページ
Bluetooth 6.0チープ搭載
108超長時間再生 2台同時接続可能 ANC+ENCノイズキャンセリング
左右耳兼用・メガネ併用
物理操作ボタン・ミュート
SIRI機能搭載

購入時価格 1,799円

ちなみに、「ヘッドセットを併用……」といっても、常時耳に装着しているわけではなく、装着しているのは外出の際の移動時だけで、それ以外は外してヘッドセット単体を目に入る範囲に置いています。

着信があればヘッドセットが緑に点滅するので、タブレット本体はカバンの中や別の場所にあっても、ヘッドセットの操作だけで応答することが可能です。

スマホのようにバイブで認知することができないのと、誰からの電話なのかを確認できないというのが欠点ですが、致命的な欠点というわけでもないので、そこは妥協して使っています。

Bmax I8 Plus 使用中の受電であればヘッドセットのランプと同時に、画面にポップアップ通知が表示されるので、誰からの電話なのかも確認できます。

結論として、私の使い方であればLINEの音声通話やビデオ通話を含め、『携帯電話』として日常生活で特に困ることもなく十分実用になるというのが率直な感想です。

8.7インチってどうなの?

そもそも、タブレットをスマホ代わりに使用したいと考えた理由は、地図やPDF等のドキュメントをより見やすくしたいと感じていたからでした。寄る年波のせいで夕方になると目がショボショボしてきて小さな文字が見にくくなるので、より大きな文字で表示させたいという思いと、ドキュメントやスプレッドシートをより広い範囲で表示させたいというものでした。

今まで使用していたスマホの画面サイズが6.3インチで、Bmax I8 Plus が8.7インチなので2.4インチの差ですが、実際の数値以上に見やすさはアップしたように感じます。スライドや資料を多用した講義動画を視聴する際にも、画面内の文字が読みやすくなりました。

また、見やすさという視点とは異なりますが画面が大きくなったおかげでQWERTYキーが実用になった点も見逃せません。仕事柄、出先である程度の文書量を編集する機会があるのですが、やはりフリック入力よりもQWERTY配列のほうが直感的にタイピングできるような気がして文書作成が捗るようになりました。

このサイズですとスーツやジーンズのポケットに入れることも可能なので、利用中どうしても両手を空けなければならないような状況でも、一時的にポケットに入れてしまうことが可能です。サイズ的に入ると言っても300gを超えるものを常時入れておく気にはなれませんが、電車の乗り降りなど一時的にポケットに入れておけるので便利です。

手持ちの10インチタブレットとのサイズ比較ですが、8.7インチがポケットに入れられるギリギリのサイズで、10インチになってしまうバッグにしまうか、どこかに置くしかありません。

とはいえ、スマホに比べると携帯性や取り回しの気楽さといった点は確実に落ちます。持ち歩くには基本的にバッグが必要で、手ぶらで出かけるというわけには行きません。最低でもサコッシュのようなものが必要になってしまうでしょう。

私の場合、以前のスマホもバッグの中に入れておく運用だったので、この点で特に困ることはありませんが、サッと手にして片手で操作するという手軽さという点で劣るのは否めないでしょう。

Bmax I8 Plusのイマイチなところ

私の使い方ですと、処理能力的にも不満はなくこれといった欠点も思い当たらないのですが、顔認証の精度がイマイチで、マスクをしていたりちょっと暗い場所ですと認識してくれませんし、普段使いの場面でも度々認識してくれないことがあるのが唯一の不満です。

特に、地図を見ながら歩いていてる途中でロックしてしまった際に、一発で認識してくれなくてかなり苛つきました。今はセキュリティの設定の「持ち歩き検知機能」をオンにすることでこの問題を回避していますが、他の場面でももうすこし制度の高い認証をしてほしいところです。

[設定]
  ↓
[セキュリティとプライバシー]
  ↓
[その他のセキュリティとプライバシー]
  ↓
 [ロック解除延長]
  ↓
[持ち運び検知機能]
 持ち運び検知機能を使用する ON

【持ち運び検知機能】
この機能をONにすると、デバイスのロックを解除してから移動(歩行など)する際に、ロックが解除されたままになります。この状態は、最大4時間、またはデバイスをどこかに置くまで続きます。

……で、結局どうなの?(まとめ)

ゲームはやらない、カメラもメモやQRコード読み取り程度にしか使わない、通話とLINE、WEB検索ができれば十分だが、より大きな画面で地図やドキュメント類を閲覧したいといった目的であれば12,900円という激安中華タブレットの Bmax I8 Plus はコストパフォーマンスに優れた最良の選択だと思います。

唯一の問題点は、やはり本体の大きさと重量ですが、これは完全に画面サイズとのトレードオフになるので、潤沢な予算があれば折りたたみスマホという選択肢もありそうですが、私のような零細個人事業主ですと、とてもスマホに20万以上かける気になれません。

追加アクセサリーを数点購入しものの、今回のスマホ買い替えに要した費用は以下の通りで、合計17,915円となりました。この金額ならで1年使えば十分元はとれると思いますし、万一数ヶ月後に「やっぱりダメだー」と思い直したとしても諦めのつく範囲です。

手帳型ケース1,899円
Bluetoothヘッドセット1,799円
バンカーリング749円
液晶ガラスフィルム568円
アクセサリー合計5,015円
タブレット本体12,900円
総合計17,915円

※結局手帳型ケースは使用せず裸で運用することにしたので、この分は無駄な出費でした。

※液晶画面には購入時すでに保護フィルムが貼られていますが、傷だらけになってしまったので追加購入しました。(私は、かなり”雑に”扱っていたので、ある程度気にして使う分にはこれも必要ないかもしれません)

※バンカーリングは、マグネットで着脱できるタイプで、普段は外していて地図を見ながら手持ちで歩くときや、外付けのキーボードを使ってパソコンライクに使用する際のスタンドとして使用しています。

最後に

今のところ、まだ多少不安があって実行には移せていないのですが、仕事で客先へお伺いする際、今までのようにパソコンは持参しなくても、このセットで賄えそうな気がしています。そうなると鞄もいくらか軽くできるので、今以上のフットワークで業務に励むことができそうです!

というわけで、

弊所のご利用を
よろしくご検討ください

最後は宣伝でスイマセンm(_._)m