二代目クロームブック「ASUS CM30 Detachable」使用感
前回の記事で新しいクロームブックをポチってしまったことを書きましたが、今回は、納品後10日ほど使ってみた感想です。
購入後の感想を一言で言えば「快適すぎる!」
先週は外出する機会が多かったので、モバイルパソコンとしての使い勝手を検証するのにも好都合でしたが、とにかく軽くて小さい(薄い)ことは正義だということを実感しました。
もともとWindowsタブレット+専用キーボードという時代が1年近くあって、外出時には本体だけを持ってタブレットとして使うことも多かったので、今回のCM30で当時の快適さを再び手に入れることができたという気持ちです。
Windows端末のように自由なカスタマイズはできないものの、クロームブックのタブレットモードはなかなか使い勝手が良さそうです。また、今どきの端末にしてはベゼル幅が大きくスタイリッシュさという点ではマイナスかもしれませんが、タブレットとして使う場合、ベゼルはある程度の幅があったほうが意図せず画面タッチしてしまうことがなく取り回しが良いのも実用的です。
ASUS CM30 Detachanle ここがイマイチ
1.キートップの文字が見難い
キーボードを含め、グレーの本体色はカジュアル感があってオシャレな見た目にはなりましたが、グレーのキーボードに白い文字なのでキートップの印字が見難いです。完璧なブラインドタッチができれば特にキーの文字を見ることもないのでしょうが、私はそこまで技術がないのでここは多少野暮ったさが出たとしても黒色で印字してくれてほしかったです。
苦肉の策として、ホームポジションの「f」と「j」キーとファンクションキーの位置にシールを貼ってみました。かなり野暮ったくなってしまいましたが、とりあえず慣れるまでこのダサダサスタイルで使うことにします。
【せっかくのスタイリッシュさを台無しにするキートップのシール】
2.キーボードを使うには案外場所を取る
これは、以前使っていたWindowsタブレットでも感じていたことなので、使用前からわかっていたことなのですが、ノートPCスタイルで使う場合、背面のキックスタンドを引き出して使うことになるのでその分奥行きに余裕のある場所でないと快適に使えないということになります。ラップトップ(膝のうえ)で使うのも無理があります。
300eを使用している時には特に問題のなかった、カウンター席ですが、テーブルの奥行きがあまりないうえ、手前側がアール状になっているのでCM30だとキーボードが安定せず使用できませんでした。
まぁ、ここは単体でタブレットとして使えることとのトレードオフでわたしとしては今回はタブレットとしての使用を優先したわけですから「イマイチ」というには酷かもしれませんが、何かこう画期的な構造でこれを改善してくれたら言うことはないですね。
これは、横浜市役所市民ラウンジのカウンター・テーブルなんですが、奥行きがそれほど無い上に手前側が下へ湾曲しているので、CM30を広げるとキーボードのタッチパッド辺りから下が浮いてしまって使えません。ちなみにLenovo 300eや14インチのノートパソコンでは使えていました。
横浜市役所はビルも比較的新しく、冷暖房完備でみなとみらい21地区の展望も素晴らしいので、仕事で寄った際には気分転換によくここで一仕事しています。テーブル席もありますがラウンジの奥まったところにあるこのカウンター席がお気に入りだったので、ここが使えないのは痛いですね。
3.拡張性は皆無
USB-Cが一つしか用意されていないので、ハブでも使わない限り拡張性は皆無と言っていいです。できればもう一つタイプAのUSB端子があってほしかったところです。
とはいえ、そのせいで価格があがったり本体の厚みが増すようなら、いまのままでも良いという程度のことなので。これも「イマイチ」というほどではないのかもしれません。
今のところCM30に対する「イマイチ」はこんなところでしょうか、2番めと3番目は「敢えて言うなら…」という程度で、本気で思う「イマイチ」な点はキートップの文字が見難いことくらいです。
クロームブックのココが最高だった
Chrome OSの端末は今回が2台目ですが、使用中のGoogleアカウントでログインするだけで特に設定など一切無しでこれまでと同じ環境で直ぐに使えるというのが便利です。
実際、使い始めるにあたって行った作業としては、Google日本語入力の辞書データをインポートしただけです。
これが、Windows PC だと、いままでと全く同じ環境で使おうとすればアプリケーションソフトのインストールやらローカルデータの移行、その他細々とした設定を一からやらないとならないのが地味に面倒でしたが、それが一切必要なく届いた瞬間から今まで通りの環境ですぐに使えるというのはクロームブックの良いところだと改めて感じました。