ノートPCは格安Chromebookで十分だった
というか、格安ChromebookこそモバイルノートPCの正しい選択(かもしれない)
昨年の8月に興味半分で購入したクロームブックのLenovo 300eですが、1年近く経った現在、最も稼働率の高いPCとして予想外の大活躍です。家でも、外でも、客先でも、とにかくPC作業のほとんどがこれ1台で済んでいます。購入金額14,193円でこれだけ活躍してくれるとは夢にも思いませんでした。
現在の私の利用状況
朝起きて洗面を済ませたら画面を開いて(外出時以外は常に電源オンでスリープ状態にしているため画面を開いた瞬間待ち時間ゼロで作業開始)メールチェックをして、googleドキュメントかスプレッドシートを使った書類作成、書類作成に疲れたり行き詰まって(^^;進まなくなったら、YouTubeを観たり音楽を聴いたりというのが主な用途で、その間にスマホにLINEが届いたときは、クロムブックの画面に通知が来て内容が表示されるので、いちいちスマホを見なくてもその場でクロームブック上から返信をします。仕事で使っているスマホは今は手に入れることができなくなってしまった楽天miniという、画面サイズ3.6インチというほぼタバコサイズの非常に小さい端末で、文字入力も楽ではないためクロームブック上のキーボードから返信できるというのはとても便利です。
外出の際に持ち出すときも、Windows PCを使っていた頃はACアダプターとかなり大きめのモバイルバッテリーも一緒に持っていたのですが、今使っているクロームブックは残量60%以上であれば、外出先でフルに使っても帰宅まで電池は持つことがわかったので持参することはやめました。(これだけでもかなり楽に感じています)
お客様との面談で、PC画面をお見せしながら説明するという場面が時折発生するのですが、300eはヒンジが360度回転するの180度開いて平らにした状態で、表示画面を180度回転させお客様から正位置で見られるようにして、画面タップで拡大や縮小、スワイプでページ送りなどができるのがとても便利です。また、キーボードは自分の正面にあるのでスプレッドシートの画面を見ていただきながら、こちらで数値を変更してシュミレーションするといった使い方もできます。
これもWIndows PCの頃は、画面を見ていただくたびにPC全体をお客様の方へ向け、こちらは中腰で画面を覗き込むようなカッコで対応していたので、かなりスマートになったのではないかと思っています。客前でのスマートさという点で言えば、オンライン環境が必要になった際はスマホのテザリングを使っているのですが、クロームブックにしてからはスマホに一切触れず、クロームブックからの操作だけでテザリングをONにできるのも何気に便利かつスマートではないかと思います。(ただ、この機能は時々うまくONにできない時があって不安定なのが課題です)
こんな感じで、一日が終わり就寝前に充電器につなぎ、翌日また一日クロームブックで仕事と息抜きをしています。
PC作業の9割はクロームブックで完結
行政書士という私の仕事がらというか、行政書士といっても業務範囲は多岐にわたるので、私の業務範囲だからといえるのかもしれませんが、直近の3ヶ月近くで日常の仕事でどうしてもWindows PCを使わなければならなかったという状況は一度もありませんでした。クロームブックではできないというわけではないのですが大画面で作業したいという場面と、数値入力が主で独立したテンキーを使いたいという場面が何度かあってデスクトップ PCを使いましたので、Windows PCは一切使わなかったのかというと、そんなこともないのですが、これも外付けモニターとテンキーを簡単に接続できるような環境を整れば、クロームブックだけで完結できたと思います。
ちなみに、一応Androidアプリを入れることもできるので軽めのゲームもできますが、根本的にCPUパワーが非力でメモリも4GBなので、ちょっと重めのゲームをプレイしたいとか、Netflixを高画質で観たいといったエンタメ系中心の使い方には向いていないでしょう。
もちろんPCの使い方は人それぞれですから、万人にとって十分とはいいませんが、基本的なメール送受信やブラウザでのネット利用のほか、いわゆるオフィス系のソフト(ワード、表計算、プレゼン)を中心に、あとはYouTubeやAmazonプライムビデオで映画を観たり、電子書籍を読む程度の使い方であれば高性能なWindows PCや高価なMACブックなんか必要ないし、むしろ安価なクロームブックのほうが気兼ねなく扱える分、道具としてのポテンシャルは高いんじゃないかと思う今日このごろです。
勿論、モノとしての所有欲を満足させるという意味で、機能面だけではない、デザインであったりその製品のヒストリーみたいなものに拘るということもありますが、PCのような電子機器の場合、革製品のように経年変化を楽しんだり、機械式の時計やカメラのように一生モノというのとは違って所詮は消耗品ですから、それを使って得られる対価や楽しみといった実利に対するコストパフォーマンスが第一だと思うわけです。そう考えると、前述したような使い方(多くの方がそうだと思うのですが?)であれば、投げ売り状態の安いクロームブックは最高のコストパフォーマンスを発揮してくれるのではないでしょうか。
メールやブラウザの利用は勿論として、オフィス系のソフトもgoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドが使えますし、場合によってはブラウザ版のofficeで対応することができます。動画視聴や電子書籍を読むにしても電池持ちの良いクロームブックが有利ですし、スマホのように画面タップで操作できる点も見逃せません。
投げ売りされているようなクロームブックはCPUも低スペックでメモリ4GB、内蔵ストレージ32GB程度で、いわゆる文教モデルと言って、学校の授業で子どもたちが使うことを想定したものが多いため、無骨でスタイリッシュさには欠けますが、その分MIL規格に準拠した堅牢性を持っているので、持ち歩いて外で使うモバイルPCとしては安心感があります。
何しろ約1万5千円なので多少傷付いても気にならないし、どこかへぶつけたり落下させたりといった心配もあまりしなくてすみ、取り回しに気を使わなく良いという点も何気に大きなメリットです。
とはいえ、やっぱり…
ここまで、「廉価なクロームブックこそ最高であり道具としてのPCに所有欲やスタイリッシュさは不要だ!」と熱く語っておいて、こんなことを書くのは実にお恥ずかしい話なのですが……
300eに不満はないのですが、できればもう少しスタイリッシュで”映える”端末がほしくなり、新たにASUSのCM30 Detachableをポチってしまいました。
本体(というかカバー?)が白っぽいグレーで、黒一色の300eと違ってカジュアル感がありおしゃれな外観です。サイズも2回りほど小さく薄くなって文教モデル特有の無骨さもなく、これならスタバの窓際の席に座っても許されるかなという感じです(^^;もうこの辺りの思考は前述した「実利に対するコストパフォーマンスが第一」を完全に覆してますねm(_._)m
まぁ、世の中ってもんは、人間ってもんは、…私って人間はそんな程度です。
明日には届くようなのですが、明日は午後から1件打ち合わせが入っているのでできればそれに間に合うと良いのですがちょっと無理かな。
横浜あたりのカフェで白いクロームブックを開いてドヤ顔しているオジサンがいたら私です。もし見かけたら、さりげなく隣りに座って最新のMacBook Proを開いて凹ましてやってください。